!!WARNING!!
ないりあで\(^o^)/工口だよ!
・うぃる編でらいとしてぃ戦後のifです。
・結合及び世紀の描写はありませんが穴はあります。
・一方的な暴行気味。ない→りあ→パパ。
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「さ、さすがだ… 、私の完敗だ」
ネオンサインが輝く街の入り口。 は地面に膝をつき、ぜえぜえとせわしない呼吸を繰り返す を見おろしていた。かなり消耗しているらしく、彼はそのままの体勢で身体を支えられずにばたりと四つん這いになった。
「おい、大丈夫か」
はここまで息も絶え絶えになった を見るのは初めてだったので、不安になり声をかけた。
そのとき、 が宙を見上げて呟いた。
「申し訳ありません、 様…」
「こんなもの…ッ」
は手の中の仮面に力を加えた。黄金色に鈍く光る仮面のふちが食い込み、掌に痛みが走る。だがそれも仮面を憎きかの創造主の顔だと思うと気にならなくなった。創造主への嫉妬、憎しみを込めて は渾身の力を仮面にかけた。 の目が大きく見開かれる。
「やめろ!」
は消耗した身体に鞭うって の腕に掴みかかった。しかし、圧力に耐え切れなくなった仮面はとうとう中央から曲がり、真二つに折れた。紅の宝石が欠片となって飛び散る。呆然としている の目の前で、 は二つに分かれた仮面を地面に叩きつけ、踵でぐりぐりと土に擦りつけた。まだきらきらと輝いていた仮面の欠片は傷つけられ、光沢は失われ、装飾の間が泥で埋まっていった。
の片腕を掴んだまま は固まっていた。瞬きもできずに一点を、もう身につけることのできなくなった仮面の欠片を見つめている。そんな彼の様子を見ていると は四肢が焼かれるような錯覚にとらわれた。仮面がそんなにも大事か。創造主への服従の証なのに? は忌々しさを振り払うように、欠片に唾を吐きかけた。
は無抵抗の の腰を抱え、側にあった大樹の下に運んでいった。筋力に自信があるわけではない は少々乱暴に荷物を落としてしまったが、それでも は放心状態にあり、声すら上げなかった。胴体から落ち、手足が衝撃で跳ねる様は人形のようだった。まさしく は の操り人形だ、と は思った。ご主人様とのつながりが絶たれると自分で動くことすらままならない。
を幹に寄りかからせて、 は投げ出された大腿に触れた。ところどころ癒えかけの傷がついている。傷の数が以前より増えている気がして背筋が寒くなる気がした。肩口の羽を払うとそこにも傷があった。身体のどこを見てもあいつの匂いがする。 はくらくらと眩暈を感じた。
の布で覆われていない部分からは創造主の痕跡がそこかしこに見え隠れして、 を苛立たせた。 に が自分の所有物であることをまざまざと見せつけられている気がしたからだ。 は の上半身を覆う衣装をまくりあげようとした。しかし胸板を護っている鎧に阻まれ、腹を露出させたにとどまった。
「邪魔」
は近くにあった石をひっつかみ、鎧に突き立てた。がりり。力を込める方向を誤ったため、石は鎧の装飾の縁を滑り、嫌な音を立てた。石の先を見てみると削れていた。鎧には傷ひとつついていない。 は舌打ちをし、石を投げ捨てた。
もっといいものが無いかと、周囲を見渡すときらりと光るものが目に入る。 はそれを拾い上げた。先程壊した仮面の宝石だった。 の脳裏にひらめくものがあった。創造主が生み出したものは同じ創造主が生み出したものでしか壊せないのかもしれない。
鎧に宝石の欠片を振り下ろす。すると、ぴし、と音を立てていとも簡単にヒビが入った。同じ要領でどんどんヒビを入れていく。 はヒビがつくる模様が網の目のような細かい血管を作るまでそれを続けた。
最後に が思いっきり拳を叩き込むと鎧は土塊のようにヒビにそってボロボロと崩れてしまった。 は衣に手をかけ、こんどこそ一気に胸元をはだけさせようとした。
「ん…」
突然 が覚醒した。胸に衝撃が加わったからだろう。重そうな睫をゆっくりと瞬かせ、自分の状況を把握しようとしている。
遠目に見なくても の今の姿は彼のプライドを十分傷つけるものだった。仮面は奪われ、鎧は砕かれ、衣はまくれ上がり胸元が見えそうになっていた。 はまず顔に手をやり、仮面が無いことに驚愕して叫んだ。
「貴様、私の仮面をどこへやった!」
は の両手を左手でまとめて押さえつけ、身動きを取れなくした。彼の力が普段どおりならば、 の手はすぐに振り払われてしまっただろう。だが先程の闘いが彼を非常に消耗させており、 はうまく力を入れることができずにもがくだけだった。
は空いている右手で のはだけた胸板に触った。ひんやりとした肌の奥に心臓の鼓動を感じる。自分と同じぐらい早鐘を打っている。恐怖からか、興奮からか。いずれにしろ自分の行為で が影響を受けていることは確かだった。嬉しさに は目と鼻の間がツーンと響くのを感じた。
「…ッ」
ぴくりと の背が跳ねた。 は胸に置いた手をそのまま滑らせ、乳首を指の腹で転がしたのだ。そこに弱い刺激を与えるたびに は息を呑み、四肢を強張らせた。
指の感触だけでは物足りなくなり、 は充血して硬くなった乳首に唇をよせ、ちろちろと舐めた。
は胸の上を生暖かく濡れてざらついた舌が踊っているのを見て、我に返った。まさか、こいつは、私を…。想像したもののおぞましさよりも、主人以外の者に陵辱される恐怖に は総毛立った。
「離せ!」
はめちゃくちゃにもがき、頭上でまとめて掴まれていた両手をふりほどいた。そして に蹴りを入れて飛び立とうとした。だが、できなかった。
が太腿を地面に縫い付けて動けなくしていた。 ごときの腕力で抑えられてしまうなどとは、と は思った。情けなさにパニックを起こしそうになるのを懸命に堪える。
「お前、自分がこんなになってるの気づいてないのかよ」
は の脚の間に指を滑り込ませ、そこを濡らしている粘液をすくいとってみせた。 が指の間を広げるとやや白濁した液体は糸をひき、てらてらと木漏れ日を反射した。
「それは…!」
「弱って抵抗できないんじゃなくて気持ちいいから逃げたくないだけだろ」
「違う、よせ…っ!くっ、ふ、んん…」
の背が大きく跳ね、ブーツを履いたつま先がピンと突っ張った。 が の腰を持ち上げて、そこに顔を埋め、あふれてくるものをすすったのだ。羞恥心を煽るようにわざとらしい音を立てるので、 は頬に血がのぼるのを感じた。 の狙い通りに上気した頬を見られたくなくてそこから顔を背ける。そして頭を手で向こうへ押しやろうとしたが、まったく力が入らず、それが彼を屈辱的に追い込んでいた。
嬌声を聞かせたくないのか、 の唇はかたく引き結ばれていた。だが時折鼻にかかった吐息が耐え切れずに漏れ、それが を一層煽っていた。息継ぎのために舌を離すと、刺激から開放された彼は大きく息をつき、上下する胸を押さえようと必死になっていた。
こんな状態にいても の瞼の裏によぎるのは創造主の顔だった。主人の知らぬところでこんな劣情に耽っている自分がどうしようもなく下等に感じられ、 は何度も許しを請う言葉を繰り返していた。
「オレのことだけ考えてて」
は の頬を持ち、強引に正面を向かせた。ドロドロに濡れた唇のまま、主人への謝罪を呟く口を塞いで、舌を絡めとる。
もう脚を抑えなくても は逃げなかった。彼の思考は快楽に支配され他に何も考えられなくなっていた。 が愛撫を与えるたびに彼の肢体は強張り、理性が押し流されまいと最後の抵抗をしていた。
「イっちゃえ」
「だ、だれが…ッ、…あ、あ!」
は舌で中をかき回しつつ粘液を一気に吸い上げた。 の意識に電撃が走る。ちかちかと目の前が点滅し、全ての感覚が一箇所に集中して、全身に弾けとんだ。 は の腰を抱え、小刻みに痙攣している身体の感触を味わっていた。
絶頂の余韻で荒い息をつく に抱きついたまま、 は達成感を感じていた。彼が創造主に「 を拘束せよ」と命じられるたびに、脳裏にちらついて離れないものを与えたのだ。 は に自分の跡を刻み付けることができたような気がして、涙で世界が歪むほど嬉しくて、彼の身体をぎゅっと抱きしめた。目尻にキスを落とす。 の目尻はかすかに塩味がした。しょっぱさが口の中に広がり、涙の匂いがする。
風が通り過ぎ、熱を冷ましていく。 は何も言わない。壊れた仮面の羽飾りが風に煽られてふわりと舞い上がるのを は見た。毛羽立った漆黒の羽は遠くへ飛んでいき、すぐに視界から消えてしまった。
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